クラウドクリップボードってなに?、こんな便利な機能があったんだ!
こんにちわスピカです。
Windows10では年に2度の大型アップデートでバグフィクスだけでなく機能の追加が目立ちます。
今回の1903でもサンドボックスなど(私のPCでは未だ使えませんが)、これってあったほうがいいよね、と思われていた機能が追加されました。
まあ、いらない機能も多いんですけどね。
ただそういった中の機能の大半は既にフリーソフトなどで代用が出来てしまっているものも多く。そちらのほうが機能がよかったりします。
ただ、デフォルトで積んであればいずれはそちらに移行したほうが機能の重複という面でも無駄がないのは事実
クリップボードの拡張
このクリップボードという機能。私が初めて知ったのはWindows95だったと記憶しています。間違っていたら<(_ _)>
このクリップボード、本当につい最近までシングルボードだったんです。(たぶんVer1803以前まで)
どういうことか、ようは履歴を記録できない。例えばメモ帳で文章を書いていったとします。
そして使いたい単語をドラッグしてコピーしますが、その後に使いたい語句がすぐ前の記録した単語とは限らない。2つ前かもしれないし、3つ前かもしれない。
そのため使いたい語句までさかのぼって毎回コピペしていたと思います。
ある時、もっとクリップボードに単語の履歴が登録できないの。
とフリーソフトを探してみると。ありました。
高機能で使いやすいクリップボード拡張ユーティリティー。
このclibor、使いだしてからこれ一択で今も利用させていただいている。
Ctlキー2回押すことで(これはあとで変えられるようです。)履歴がリストアップされる。
また、登録しておきたい機能は カテゴリーで分けられたり、 更新されずにいつまでも保存されている。
テキストだけに限っていえば右にでるものはない。
と思っています。
ただこれにも欠点が・・
それはテキストしか履歴で残せない。
画像などは残せないため、このあたりはちょっと残念。
そういった中でのWindows10標準搭載となったクラウドクリップボード。
クラウドクリップボードって
このクラウドクリップボードはVer1809の時にクリップボード機能を拡張するために追加された機能。
別デバイスでも同一アカウントでログインされていればクラウドにバックアップされたクリップボードの履歴が他のデバイスと連携して利用可能になるとのこと。
しかもWindows10だけでなく、Androidでも利用できるそうだ。
拡張クリップボードを呼びだすには
このWindows10標準の拡張クリップボード機能を呼び出すには
「Win」キーと「V」キーで呼び出す。
記録するときは、
単語を記録するときは今までどおり
「Win」+「C」キーでよい。
切り取りなら
「Win」+「X」キーでもよい。
ようは記録するほうは今までどおり、ユーザーが気にしないまま記録したものが積み重なっていく印象だ。
そして呼び出すときに 「Win」キーと「V」キー を同時に押すことでクリップボード履歴のダイアログが出てくる。
拡張クリップボードのよいところ
実はこの拡張クリップボードはテキストだけではない、画像も、そしてHTMLも記録できるそうだ。
だから画像をひたすらコピペしたいユーザーにはもってこいだ。
クラウドを利用するにはちょっとしたコツが・・
デフォルトではクラウドが有効になっていないため、この点注意が必要
他のディバイスでサインインしたけどクリップボード履歴が使えないなんてことにならないよう設定しておこう。
設定の仕方。
まず「Windowsの設定」を呼びだす。もし呼び出し方がわからなかったらこちらを参考にしてね。
「Windowsの設定」のダイアログが表示されたら、左ペインの下のほうに「クリップボード」どいうのがあるので、それをくりっくすると右ペインに設定項目が出てくる。
右ペインの「クリップボードの履歴」を有効にさせ、その下の「他デバイスとの同期」もオンにする。
これで準備OKです。じゃんじゃんコピペしましょう。
もしクリップボードを消去したかったら
なんらかの理由、例えば奥さんに見つかったらやばいとか、旦那にこのキーワード知れたらまずいなんて時は、クリアしちゃいましょう。
方法は先ほどの「Windowsの設定」から「クリップボード」で一番したにあるクリップボードのデータをクリアのところでクリアボタンを押せばOK
Andoroidで使うには
今回のクラウドクリップボード拡張はWindows端末だけでなくAndoroidやiphoneにも対応したことが大きい。
ただAndoroidにしてもiphoneについてもデフォルトでは使えない。当たり前の話だが・・
Andoroidに関してはSwiftkeyアプリを使うことで可能になるとのこと。
総 評
クリップボードはWindowsの歴史の中でユーザーにとってもっとも身近な機能だったのではと思っています。
実際DOSのころはなかった機能だからCtl+Cで何ができるのかWindowsになっての革新にその当時関心したものでした。
まあDOSの画面を見たことがある人ならきっとわかっていると思いますが、画面は640x400(AT互換機は640x480)だった時代に1024x720とかで画面表示できるハイレゾリューションに感激したものでした。
ただその当時のハイレゾモニタは劇高でした。EIZOのモニタなど30万円くらいしたと記憶しています。
Windows95は当時、ハイレゾ、疑似マルチタスク、クリップボード、その他DOSにはない機能を引っ提げて登場したのでした。
今でもたまあにテレビで当時の発売日の映像を放映したりしていますがこぞってWindows95のパッケージを買っていました。当時でも1万円以上するパッケージが飛ぶように売れていました。
今のようなアクティベーションがついたのがWindowsXPからでした。それまでは一つライセンスキーを多用すること(当時から違法です)も容易にできた時代でもありした。
WindowsもMacOSのパクリとかOS/2と姉妹品とか色々言われてきましたが今の時代になってもクライアントOSでは圧倒的なシェアを持っています。
Windowsは後方互換
WindowsはMacOSに比べセンスがない。こう思っているひとも多いと思います。
ただMacOSにしてもAndroidにしても過去の資産を相当数切り捨ててきました。
もちろんWindowsにしても95XカーネルからNTカーネルに移行したWindows2000当時にかなり切り捨ててきたと思います。
それでもWindowsは過去の資産(ソフト)を大事にするOS、だから未だに使われつづけられている。
先日Doomと呼ばれるDOSゲームが今でも動くなんてうわさがネットで流れた。ほんとかいね。と思いました。
でもかなりの確率で動くそうです。
Windows95が当時ライバル視していたOS2はプリンプティブマルチタスク、完全32ビットコードなんて叫ばれていました。Dos窓が複数起動されカクカク動いているCMを覚えています。
そんな中DOSゲームをWindows95を再起動させゲームモードで使用させることでDirectx対応のゲームのほとんどが95上で動いていました。(まあ再起動させた時点で95ではなんですけどね(^^♪、苦肉の策だったのではと今振り返れば思います)
Windowsは過去の資産を大事にするOS、私はそんなふうに思います。
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