RawとDNGフォーマットの違いは、DNGに変換するメリットって

ちょっと寄り道

ここから本編だよ

ここから本編だよ

撮った写真を自宅のPCで見ていると、jpgよりもRAWのほうが発色が良いように感じる。フォーマットから言えば当たり前のことだが、人の目ってそこまで優秀だっただろうか。

JPG・・・ コンピューターで扱う画像データを圧縮する方式のひとつ。各原色(赤・緑・青)ごとに、8bitが割り当てられ、計24bit(約1677万色)の表現が可能。

jpgとjpegの違い

ちなみにjpgとjpegは同じフォーマット。理由は今のOS(Windows)のファイル名の付け方は拡張子の文字制限(ファイル名のドットより後ろの文字)が緩和されているが、昔のOS(MS-DOS)などはファイルの拡張子に制約があり3文字しか使えなかったためjpgと使っていたそうです、その名残が今も残っていてjpgと使っている。

raw・・・各原色ごとに12bitまたは14bitが割り当てられ、12bitの場合約6億9000万色、14bitの場合約4兆4000万色の色表現が可能

ちなみに、この8bitや12bit、14bitを色深度なんて言うそうです。

最近の現像ソフトは内部において16bitに拡張してから編集しているそうですが。

で、このjpeg、rawと当然フォーマットも違い、それに伴い容量もずいぶん違う。

ではこのRAWって何者。

RAWは画像の圧縮フォーマットでは無く、データの集合体。

もともとフィルムカメラ時代と違い、デジタルは何事も数値化されてくる。

デジタルカメラは、フィルムカメラのフィルムの部分に撮像素子、イメージセンサーを設けてレンズを通った光がそのイメージセンサーに当たりそのセンサーのデータを数値化してまとめたのがRAW。

じゃあjpgはというと、このRAWデータを撮影したときのホワイトバランスや露出を使い、カメラに内蔵さいている画像処理エンジンでなるべく適切処理してファイルとして保存する

分かりやすくいうと、例えば料理を作るとき野菜、肉などの材料を切った状態(これがセンサーに当たった光)から、その野菜や肉を各々パウチして冷蔵庫に入れた状態がRAWって感じ。はたまた、jpgはその野菜、肉などの材料をパウチする前に、煮込んで料理として仕上げてからパウチした状態。

料理する部分が画像処理エンジンってことになる。その画像処理エンジンはカメラメーカーがしのぎを削っている部分のひとつでもある。

RAWの場合、まだ野菜や肉をカットしたままなので、炒めたり焼いたりすることも可能だがjpgだともう既に煮ているため、あとから炒めたり焼いたりすることが難しい。

もともと12bitRAWなら6億8000万色の色(この場合階調)を1600万色程度に。また14bitRAWなら4兆4000万色から1600万色まで間引くこととなります。

じゃあなぜそんなことすんの。

せっかく撮った写真のデータを間引いて色を悪くしてどうすんの・・って思われた方。ある意味正解であり、ある意味間違っているってことになる。

それは、まずその撮った写真を見るひとの目がその色表現を識別できるか、ということ。

実はこれ音にも言えること、今から20年ほど前になるかな、それまでは一般庶民が音楽を保存する方法としてテープが使われていた。いわゆるアナログテープである。

今ではあまり見ることもなくなったが・・

そのアナログ時代からデジタルに変わった時に記録媒体としてCD、いわゆるコンパクトディスクなるものが登場した。この時にアナログからデジタルにするために音のサンプリングレートが決定された。

音のサンプリングについてはこのあたりのサイトが詳しく書いているためそちらを読んでね。

そのレート値は 44.1kHz(キロヘルツ)

じゃあなぜ、この数値にしたのってこと

コンパクトディスクがこの世に搭乗したのが1982年。それまではアナログレコードが主役で、アルバム1枚分の音楽を1枚のアナログレコードに書き込んでいた。

コンパクトディスクも当然、アルバム1枚分を入れられる容量を必要とした。なぜならレコード1枚分を複数枚にしたら持ち運びや置き場に苦慮するため当然流行らない。

レコードの直径は30cm(LPの場合) 比してCDは12cm

売りはレコードに比べこんなに小さくなったんだよ。そのうえ音もいいよ。がフレーズ

しかしそのCDに書き込める容量は約700MB分。

これをアナログレコードは片面約30分、両面で約1時間の録音ができたが(33回転版)

CDもその程度の長さが記録できる容量が必要となってくる。当時では圧縮なんてなかったようで、サンプリングしたデータをいかに小さくするかでレートが決められていたようです、またあまり削減しすぎるとレコードより音が悪くなる。このジレンマからこの44.1kHzというのが決められたらしい。

だが実際はこのCD、レコードより音が悪いとの評判から最近はハイレゾなんてものが生まれてきた。

ハイレゾはより音をアナログレコードに近づけるためのフォーマット。(ちょっと変な言い回しだが)デジタルデータの記録技術の向上からなし得たもの。

話がちょっと脱線したがこれは画像にも言える。当然RAWともなると私のつたないk100dでも1枚あたり10MBとJPGに比べ約3〜5倍の容量を必要とする。

現在の数千万画素のRAWとなると20〜50MBが必要とも聞いている。当然容量が多くなれば記録媒体も大容量を用意しなければならない。また連写枚数や連写スピードも制限されることとなり、画像の精細差や色彩差と容量は反比例することとなる。

じゃあ、音と同じで画像も何億色なんて見分けがつくの

人の目ってすごーく性能がいいのはカメラレンズの構造を勉強した人や天体望遠鏡を作ったことがある人なら多少なりとも知っている。

がしかし、それをもってしても何億色もの色の見分けがつくのかってこと、比べて分からない程度なら、容量減らしても良くね。

というっことで性能と利便性(手軽さ)の間で評価され使われてきたのがJPG。

だが音の時のハイレゾと同じで、やはり色に疑問を持つ人もいる。音楽だって大概の人はCD音源で十分満足いく。画像だって大多数の人はjpgで十分と思っているはず。

でもそのなかでもやはりもっと良い色であるはずと思っている人のため、そういった意味でのRAWではないかと私は考えています。

自然色としてのRAW

よくJPGで撮ってくるとあとから編集が大変と聞きます。

これは先述した料理のところで書きましたが、既に加工したデータなため撮影したデータではなく、各メーカーがしのぎを削っている画像処理エンジンを駆使して作られたいわゆる加工品。

だから、ファインダーを覗いたときの自分が認識した色と画像で見たときの写真の色合いが合わない。なんてことは多々ある。

ただ原因は画像処理エンジンだけでなく、絞りやシャッタースピ―ド等の露出制御なども影響してくる。最近は一眼でもフルオートで撮影できるためその場合はやはりメーガー依存の絵づくりということになるかな。

でそんなあとから編集を行いたい人はRAWで撮りたいと思うのだろう。私も時間が許せばRAW現像に徹したい。

ただ、数百枚の画像を1枚1枚ちまちまと現像するのはめちゃ大変。現像ファイルのコピーという手もあるが、違う写真に同じ現像ファイルを適用しても納得いく1枚には仕上がらない。

私のカメラに入れているSDカードの容量は8GBだ、そのためjpgなら3000枚以上入るがrawだと800枚も入らない。

またPCに保存しておくのも大変だ。

K100DのRAWファーマっトはPEFだがこれをDNGにすると約半分になる。

これを利用しない手はない。

じゃあ、DNG(Digital Negative)ってどうやん。

色々調べてみると、Adobeが各メーカーごとに違うRAWファーマットを統一したいとの意向(この域の覇権を狙いたい?)で提唱されたのが、DNGフォーマットのようだ。

最近のPENTAX機はPEFとDNGを選べるようだが、私の機種はめっちゃ古いためPEFのみだ

そのためAdobeが変換アプリ(ソフト)を用意してくれている。

ここからダウンロード

ちなみにインストール方法と起動方法はこちらで紹介(アドビ)

不都合はないの

変換することでメリット、デメリットともある。

デメリットから言うと

一旦DNGに変換するとPEFに戻すことが難しい。

またメリットとしては

容量が半分程度になる。

変換することで半分程度になる。これはお財布にとってもありがたい。

ファイル破損による復帰可能性が高い

DNGフォーマットはハッシュもそのファイルに含まれておりそのハッシュから破損したファイルの復帰がある程度できるらしい。

将来に対する安心

DNGで変換することで、将来的に開けないという不安はある程度払拭される。

Googleフォトに入れられる

以前はドラッグアンドドロップでもソフトでもPEFファイルをサーバーにアップできましたが

最近は取り込んでくれなくなりました。でもDNGは今のところ大丈夫。

上記のようなメリット、デメリットを比較してもDNGにしておく方が無難、

メーカーRAWからDNGに変換した時点ではデータの劣化はないという。(アドビ曰く)

そのため容量の削減という意味ではこれは正しい。

ファイルの容量の比較

実際、一眼で撮ったRAWファイルとその後変換したファイルの容量を比べてみた

上から順番に

IMGP5576.PEF — 撮ったままのRAWファイル

PVフルサイズ  — JpegプレビューファイルをRAWと同サイズで埋め込んだもの

pvフル画像埋め込み — 上記PVフルサイズにPEFファイルを埋め込んだもの

IMGP5576_pv標準画像埋め込み — 上記pvフル画像埋め込みJpegプレビューファイルを標準サイズ(1024x684)に変えて埋め込んだもの

IMGP5576_Pv無 — Jpegプレビューファイルを埋め込まなかったもの

IMGP5576-pv標準 — Jpegプレビューファイルを標準サイズ(1024x684)に変えて埋め込んだもの

IMGP5576-pv標準-高速読み込み — pv標準にオプションの高速読み込みをチェック入れたもの

IMGP5576非可逆 — DNGへ変換する場合Lossless圧縮を行っていますがオプションでこれを不可逆(もとの画質に戻せない圧縮)の設定で保存したもの

となる。

興味深いのはデフォルトのRAWファイルからIMGP5576-pv標準ファイルでほぼ半分の容量となる。

また非可逆圧縮にするともとPEFの4分の1ほどにもなる。だがこれは推奨しない。音楽ファイルでいえばMP3やAACと考えかたは似ており元の画質には戻せないからだ

プレビュー画面 それはjpegファイルを見ているのかも

これはプレビューソフト Honeyview を使って表示させたもの

こう見るとPEFが一番きれに見える。またプレビューファイルを埋め込まなかったファイルはプレビュー表示が若干遅い。それはソフトがRAWファイルから作成しているからだ。

画像のテロップ部分をみてもらうとわかると思うがフルサイズは

画像情報が3008x2008となっているが標準PVのファイルは1024x684と表示されている。

これはRAWファイルが変換によって縮小されたわけではなく、埋め込まれたPVファイルを表示しているだけなのだ。

総 括

現在の私のカメラ環境においてdngはメリットの方が多く感じる。特にファイル容量、Googleフォトへのアップロード等PEFよりも汎用性が高い。デメリットを考慮しても使わない手はないのではないだろうか。

おそらく最近の各社のRAWファイルの容量を見ていると、dngへ変換してもさほど容量が減るという記事をあまり見かけない。私のように古い亀あrを持っている人にはおそらく朗報なのかもしれない。

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