HDR写真と普通の写真の違いとは、時代とともに変わるカメラと写真の関係

ちょっと寄り道

ここから本編だよ

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写真とは

こんにちわスピカです。(このブログのオーナーです。サイドバーにプロフィール掲載してます。・・)今回は、私が高校当時からカメラや写真と携わってきて感じたこと、時代の流れのなかの一コマを思い出しながら書いてみました。

今の時代、どんな人でもシャッター切るだけで写真がとれる時代、素人だってスマホでパシャパシャと・・。ピント合わせ不要、露出オート、一眼レフでもプログラムAEは当たり前、それ以外にもフルオートやシーンモードと撮る人の技術っていらない時代になってきている。

じゃあプロのカメラマンってなぜ職業として成り立っているの・・。って私もシャッターを切りながら常に思う。私の持っているカメラなんてちゃちいものだが、もし私がEOS1DSで写真撮ったらプロがとる写真と同じものがとれるのだろうか・・
と。

たしかに撮る被写体により使うカメラやレンズは違ってくる。正直私のカメラで野鳥観測は相当大変だ。だがEOS7Dあたりだったら、動体予測やシャッターレリーズタイムラグの短縮から常にレスポンスの高い写真が撮れるはず。

そんなことを考えながら写真を撮っている。

昔のカメラは大変だった。
 

今の時代、撮りたいものがあればお手軽に写真が撮れる。もちろん夜景や逆光など撮影条件などにより高度な技術は必要になってくる。が一般的に撮りたいスナップなどは何も考えずに撮れる。

が今から30年ほど前までは、ピントはマニュアル、露出もマニュアルなんて機種が普通に存在していた、それを打破したのがcanonで言えばEOSだ。その前身だったAL-1を使っていたことがある。このAL-1にはピントは手動だがフォーカスエイドなるものが付いていてピントが合うとファインダー内に緑ランプが点灯した。それまでは人の目だけが頼りだった。

露出に関してはAL-1は既にAEは積んでいた。もちろんAV(絞り優先)やTV(シャッター優先)もついていた。

最大のカメラのレスポンスはピント

このピントが自動化したことがお手軽カメラの出現に拍車を兼ねた。それまではプロと素人の差は歴然だった。なぜならカメラは技術が無ければ満足のいく写真が撮れなかったからだ。

でも今は特殊な条件下以外ならだれでもそこそこ素晴らしい写真が撮れる。

現像の分野でもデジタルカメラは変えた

フィルムカメラの時代、基本フィルム現像や焼き付けはショップに出すのが基本、だがプロカメラマンなら自持ちの暗室をもちカラー現像機を持っているものもいた。なぜならフィルム現像からして技術を必要としていたからだ。

フィルム現像をしたことがある人は知っていると思うが、印画紙は赤い光の中で現像処理しても感光しないが、フィルムは真っ暗な部屋でやらないと感光してしまう。よく刑事ドラマなどで現像シーンが出てくるが(今はないかな)あれはフィルムではなく、印画紙に焼き付けするシーンだ。

たしかに今でもRAW現像と呼ばれる手法でRAWで撮影したデータをWB(フォワイトバランス)や露出補正をソフトウェアで行う方法がある。だがこれはフィルムの現像や印画紙の焼き付けとは全く違うプロセスだ。

RAW現像は何回失敗してもやり直しが効くがフィルム現像は一回失敗すると取り返しがつかない。かなりのリスクを伴う行為だった。

私も昔、フィルムを現像するのに何度も失敗した記憶がある。35mmフィルムの場合、フィルムをあの硬い金属ケースから出し、フィルムフォルダーなるカ―トリッジに巻き付けるのだが、これが真っ暗な中でやるものなので手探りでやる。カートリッジにはめ込んでいく過程でフィルム同士がくっついてしまうとそこだけ現像液が入らず現像されないため白くなってしまう。(モノクロフィルムの場合)

これを解消したのがAPSフィルムだ、お手軽現像ではないがAPSカメラはフィルムの金属ケース(APSは金属ではプラスチックだったと思うが)から出すことなくそのまま現像できる当時として超優れものだったようだ。(ようだとしたのは私自身APS現像はやったことはないから)だがこのAPS逆に写真家の間で超不評となり売れないまま終わった。少なくとも一眼レフで採用されたのはごくわずか。コンパクトカメラではAPSは好評だったようでそのほとんどがAPSに移行した。

じゃあなぜ写真家の間で不評だったのか

写真家の間でAPSは結構不評だった。APSは35mmフィルムの弱点を補って販売されたものだったが、例えばカメラへのフィルム装填だって35mmはフィルムの先頭部分を引き出して反対側のリールに巻き付けてから蓋を閉じ2-3回程度シャッターを切ってから本撮影に入った。

でもAPSはカートリッジをカメラの取り付け位置に置くだけ、装填も不要。たしか「フィルムでポン」なんてCMで流していたような記憶もある。また装填後の感度やそのほかの情報も自動的にセットされ、35mmカメラのような面倒くささがない。

また撮影途中でフィルムを変えられた、これは35mmフィルムには決して出来ない芸当だ。

撮影には画面サイズをAPS-C(35mmカメラと同じアスペクト比3:2)、APS-H(ハイビジョンサイズ)、APS-P(パノラマ)とカメラ側で切り替えも出来た。また現像時にはインデックスプリントもできた。はっきり言えば35mmより優等生だったはずだ。

だが一眼レフにもほとんど採用されずされても売れなかった。
お手軽一眼としては私は良いと思ったが写真家の方々の目は節穴ではなかったということ。

それはAPSフィルムの規格だった。
35mmフィルムのフィルムの画角は36mmx24mm

なぜ35mmなのに36mmなのって話は実はフィルム自体の幅が35mmってことらしい。(巻き上げるリールの穴も含めた縦の大きさ)

それに対し
APSフィルムは30.2mm×16.7mm
そうAPSは16:9 35mmフィルムは3:2の比率で撮影面積を使っていた。

じゃあワイドなAPSのほうがいいじゃんって私も思った。がしかしこれを3:2の画角にすると横がトリムされるため

実際の撮影サイズは

25.0mm×16.7mmとなる。
これを35mmと対査してみよう

35mmフィルム 36mmx24mm  = 864m㎡
APSフィルム   25.0mm×16.7mm = 417m㎡
どうだろうか、撮影面積がほぼ半分である。

当然撮影面積の差は写真の繊細さにつながる。これが当時の写真家には納得がいかなかった。
利便性よりも画質に当時の写真家はこだわったのだ。

デジタル一眼ではいまだAPSサイズが主流

現在はデジタル一眼だけでなく、スマートフォンやミラーレスなど撮影方法の多様化によりデジイチの比率も下がってきている。

しかし今だハイアマチュアやプロの世界では健在である。

それは、スマートフォンでは撮像素子の問題。ミラーレスに関しては撮像素子とレスポンスの問題だろう。ミラーレスに関してはレスポンスは日進月歩で改良が進められ現在ではデジイチとそん色ないと思えるが、ハイアマチュアやプロで使用している方は今だ少ない。

まぜ、デジイチはフルサイズではなくAPSサイズの撮像素子を採用したのか

パナソニックとオリンパスはマイクロフォーサーズ規格を使用している。OLYMPUS OM-D E-M1などは画質、レスポンス等カタログスペックははっきり言って「すごい」。私もこれなら欲しいと思う。がしかしプロの方で使用しているというのはごく少数。メイン機として使っているという方はほとんどいないのだろう。もちろん、オリンパスがターゲットユーザーにプロやハイアマチュアの方を選んでいないなら間違いない選択だと思うが・・

そんなわけでここではAPSとフルサイズについてのみの話とする。

デジタル一眼が初めて世に出たころは、当然メーガー側もフルサイズ機をトレンドにと考えていたはず。

だが、フルサイズにした場合のレンズ設計やカメラ本体の大きさなどからAPS機にせざるおえなかったと聞いたことがある。現在ではEOS6DみたいにAPS機とさほど差がない機種もではじめているが当時の技術ではAPS機なみに小さくすることは不可能に近かったに違いない

ちなみにAPS機はその前身のフィルム機とほぼ同程度の大きさにあたる。だからフィルムカメラの時とそん色ない使用感を持たせるためにはその大きさは非常に重要だったはずだ

メーカーも営利企業だから売れないカメラは作れない。だから売れるカメラを作るためAPSとしたというのが実情だろう。

そんなこんなで時代はすでにデジタルカメラが世に出てから20年、また最初のオートフォーカスカメラから30年が経過(始めてのオートフォーカスはミノルタα7000)しようとしている。

いつの世もカメラは一眼

HDRの話もしなければならないが(タイトルに入れているため)だがカメラの話が書きたらないためもう少し書かせてもらう。

先日、夜の紅葉を見るためとあるところへ行った。私が三脚を据えて撮影している隣で寝転がりながら撮影している人がいた。

使っているカメラは最新のものだ当然ライブビューもついている。

だが、その方はライブビューもついているのにも関わらずわざわざファインダーを覗いて撮影していた。

ライブビューを使えば楽だろうに・・と思いつつそこをあとにしたが。

他の場所でも同様の様子をみたことが数回ある。花の撮影などもローアングルが多いためライブビュー、しかもバリアングルは欠かせない。

がしかしその機能があってもファインダーを覗いているのだ。納得がいく一枚を撮影するためあえてライブビューは使わない。そんな感じがした。

私も次カメラを買うとしたらやはりファインダーがあるものを買うだろう。最近ではEVF(electric viewfinder)なるものも出始め、ミラーやペンタプリズムを必要としない機種も登場してきている。

写真も進化しHDRへ

さてここからはカメラではなく撮影した写真そのものについて書いていきたい。

とこでHDRとは

最近画像だけでなく映像の世界でもHDRなる規格の言葉が飛び交うようになってきた。

ただ、画像でいうところのHDRと映像のHDRは全く別物のようです。

詳しくはここで書かれています。GIZMO

でHDRはHigh Dynamic Rangeの略。対して現在私達が普段使用している画質はSDR(Standard Dynamic Range)という。

ここでは画像についてのHDRを書いていこうと思う。

人の目が優秀なのは依然も書いたが望遠鏡の構造やカメラの構造を多少勉強したことがあるひとなら知っている。

だが、カメラはしいて言えばイメージセンサーと画像処理エンジン、CANONで言えばDEGIC、ソニーで云えばBIONZってやつ。

だが撮れた写真を見て、あれなんか違うぞ。思った経験があるひとも。

実際目で見た光景とカメラで撮った写真を見て、こんなんだったっけ。なんてことないですか。

たとえばこんな写真。

左から露出を-1.50、0.00、+1.50と1.5段分ずつ変えて撮った写真です。

撮影方法はカメラの設定をブラケットに設定し、露出補正を1.50とすればあとはカメラが自動で補正分露出を変えて撮影してくれます。

一番左の写真は左半分が適正露出で右半分が露出不足で暗くなっています。
また中央の写真は全体的には左右の露出の均衡が良くなっていますが多少左半分がオーバー気味。
そして一番右側の写真は右半分が適正露出で左半分露出オーバーで白飛びしています。

人の目で見た場合ここまでひどい状態で見えることはほぼないと思いますが。

そこで人の目で見た感じの写真に仕上げると

こんな感じに見えてくると思います。これは人の目が良く出来ている証拠ですね。
左右の光の量を均衡に保ち人が見た状態に近づけるプロセス。それがHDRです。

派手なHDR写真を見かけるが・・
ネットでHDRを検索して徘徊すると派手な絵画風の写真を見かけることがあります。
実はこれはHDRですが、本当の意味のHDRではありません。

上の写真をカスタマイズHDR化したのがこれ

全体的に光沢感が出て派手に仕上がっています。これはこれで面白いと思いますが人によってはこれは本当のHDRではないという人もいます。

HDRはSDRでは本来人の目の能力まで引き出せなかった色再現性を高めた手法です。

では、このHDR画像を作るには

HDR画像を作るには露出の異なった写真を出来れば3枚以上撮影する。

手持ちでもあとからある程度補正は可能ですが出来れば三脚を使用した方がよい。

そのうえでHDR作成ソフトを使う。

というプロセスになります。

フリーソフトだと

Luminance HDRが有名ですね。

Luminance HDRはこちら

ただし日本語版がありません。残念ながら日本語化も今のところ出来ない模様です。

有料ソフトになりますが

Photomatixというのもあります

こちらは完全日本語版、有料だけあって使い勝手もかなり良く出来ていて初心者でもすぐ使えますね。また体験版も用意されており、初心者がお試しでやってみるのならPhotomatixがいいかも。

Photomatixのサイトはこちら

PhotomatixとLuminance HDR、どちらを使うべきか

基本的な機能はどちらも網羅しており、やはり有料な分、Photomatixのほうがとっつきやすくなっています。

ただ、テクニックを駆使し英語版でも問題ないやという人はLuminance HDRでもいいのではないでしょうか。

いずれにしてもLuminance HDRは無料なため最初に使ってみるのも手です。

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