メモリーは速さそれとも量?
こんにちわスピカです。
DDR4が巷に普及して既に数年が経過しました。
DDR5はいつ?
最近PC界隈ではこのような話がちらほらと聞けるようになってきました。どうやら順調にいけば今年末あたりからDDR5が出るとか・・・
DDR4が出始めたころの推測よりかなり早いように思われます。本来なら2020年後半あたりだと言われていました。
ただ対応するCPUやマザーボードも考慮すれば出始めはサーバー系やハイエンド系が最初。おまけに値段高!。
ミドル系やローエンド系はおそらく来年までずれ込むと私は見ています。そして普及には2年程度を要しDDR4とDDR5のシェアが逆転するのは3年後くらいかなって私は見積もっています。
私の記憶では過去でも大体そのくらいだったような・・・。ただこれはDDR5の値段の下がり具合も影響するためもっと早くなるかもしれないし遅くなるかもしれません。
メモリー規格
ここでは現行規格のDDR4 SDRAM と次世代規格のDDR5 SDRAMについて簡単に触れておきます。
DDR4はコア電圧1.2V 最大転送容量 34.1GiB/s( DDR4-4266 )
それに対し
DDR5は1.1V 最大転送容量 51.2GiB/s(予定)
※ここでは話を簡単にするために低電圧仕様は記載していません。
これは毎回世代が変わることで起きていることですが次世代になれば低電圧化、ほぼ倍化する転送速度、そして更なる大容量化。
次世代メモリへのサイクル
過去の世代交代時期を調べて見ると最初はRDRAMとのメモリ規格問題がありましたが、その後はJEDICが策定して順調に進んでいるように見えます
サイクル的にはは3年か7年程度とばらついています。DDR2については結構息が永く。7年程度頑張っていました。我が家でもDDR2は健在です。(^^♪
DDR(2001年) ~
DDR2(2004年)~
DDR3(2007年)~
DDR4(2014年)~
(年)は市場にその規格のメモリーが出始めた時期を記しています。ただ市場といってもサーバー系やハイエンド系が主でミドル・ローエンド系は早くて翌年、場合によっては翌々年なんてこともあります。
DDR4の息は長いか
さて現行規格でもあるDDR4ですが既に市場に出て5年目となります。ただ半導体高の影響も過去数年続いてきたため、私みたいに次世代に乗り遅れた人もいるのではないかと思います。
ここへきて半導体不況が叫ばれるようになり、最高値時期の半額ほどに下がってきています。
市場の見方的にはこの状況は今年夏頃までは続くのではという意見が多く見られますが、私は中国の状況により来年以降も価格下落の状況が続くとみています。
最近の話ではメモリーメーカーが生産調整を始めたとかのうわさも出始めています。
現在のWindows10が必要としているメモリーの量って
Windows9xのころは256MBとかでも起動可能な時代がありました。DOSに至っては1MBで足りた時代です。
メモリーの値段がめっちゃ高い、そんな時代背景のなか現在のWindows10はNTカーネル化されメモリーの使用量も肥大化の一途を辿ってきました。
システム起動だけなら
Windows10もシステムだけの起動なら32ビットで1GB、64ビットで2GBとそれほど費用をかけなくても搭載できる容量になっている。
がしかしWindowsはアプリを動かしてなんぼ
だからOSが動く最低限度の容量ではSSDやHDDへのスワップが発生しPC全体のパフォーマンスが落ちる。
じゃあ、どれくらい積めばそのPCのパフォーマンスを維持できるの
という話、これは実は動かすアプリやデータによって大きく差がでる。極端な話アプリが軽くてもデータが多ければパフォーマンスは落ちるし、そもそもアプリ自体が肥大化している傾向からそれだけメモリーを食うのも確か
ただ、分野で言えば扱うデータにもよるがテキストエディタなどでは比較的メモリーを食わずに利用できることが多い
ブラウザはメモリー食い
よく性能の低いPCでも利用できるのがWeb。だが実はFirefoxにしてもChromeにしてもタスクマネージャから見てみると結構大量のメモリーを消費していることがわかる。
実はChromeはメモリー食いの代名詞なのだ。起動するだけでも数百メガバイト、タブを数個開くだけで1GB以上食う時がザラ。
だから現在のWeb環境はある程度高性能なPCでないと心地よいブラウジングはできない。
PCのメモリーはスピード、それとも量
上記では低性能なPC、所謂CPUの性能が低いPCでメモリーをある程度積んだ場合と、高性能CPUでメモリーをシステム要件ギリギリくらいに積んだ場合の体感はどうかという話しだが、では一世代前のメモリー例えばDDR3で8GB積んだPCとDDR4で2GBしか積んでいないPCの体感ってどうだろうか
これはちょっと極端すぎるが世代の違うメモリーでも2世代程度の差ならメモリーを大量に積んでいるPCのほうが体感は上がるのは間違いない。
これは動画編集などで顕著だ、また比較的軽いといわれるブラウジングなどでも体感として現れる。
もちろん他のリソース、例えばCPUやGPUに予算が割けるならそちらも投資したほうがよいが、ある程度の予算のなかとりあえず手っ取り早くパフォーマンスを得るならまずメモリーに投資すべきだと思います。
現在はどのくらい積めば満足するのだろう
現在のWindowsシステムにおいて32Bitでは4GBの壁があるためこれ以上積んでも意味がない。
現在は64Bitの時代
Windows10の主流も64Bitになりつつある現在、理論的には16EB(16エクサバイト)まで利用できることになる。
だが現在そんな容量を搭載しているPCなど聞いたことはない、サーバーでさえもエクサバイト級というのはおそらくないのでは・・
現在はマザーボードの仕様により制限を受ける。
現在の一般的なマザーボードのメモリースロットは4個、サーバーなら別格だが・・
例えば16GBのDIMMを4個さしても64GBまでしか搭載できない。
エクサバイトなんて程遠い。これは現在のPCシステムが必要としている状態と市場のメモリー価値、集積技術などが相まったバランスの中で作られている。
エクサバイトはあくまで64ビットならここまで搭載できるよというだけで現在のメモリー生成技術ではそこまで作れないし作れたとしても高コストで割に合わない。
そしてそこまで搭載しても今のWindowsPCのシステムは宝の持ち腐れとなってしまう。
といっても具体的にはどのくらい積んであればいいの
現在市販されているディスクトップPCのローエンドだとCPUはceleron、Pentium系が多いがメモリーは4GBが主流のようです。
これだとちょっと役不足。できればメモリーはもう4GB積みたいところ、
CPUはまだしもレスポンスに直結するのはやはり今も昔もメモリーです。
値段がこなれてきた今が買い時かもしれません。
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