Win10の痒い所に手が届く。コマンドプロンプトやpowershellを管理者権限で立ち上げる方法
こんにちわスピカです。
GUIでほとんどのことが出来るWindowsですが、コマンド処理も最近はにわかに人気が出てきています。WSL(Windows Subsystem for Linux)などのWindows上で実行できるUnix環境のせいでしょうか
そのコマンド処理に欠かせないのが、コマンドプロンプトとPowershell
やはりコマンド処理が実行できる環境といったら最初に思いつくのはコマンドプロンプト。
私などはこの「コマンドプロンプト」のことを「DOSプロンプト」なんて言っていました。実はこれ間違いでDOS環境に似てはいますがDOS自体がないため。DOSプロンプトとは言わないそうです。
bat環境を手軽に構築できる手法としてこのコマンドプロンプトは必要なアイテムでした。
なぜならこれがないとコマンド入力の方法がないからです。正確にはあまりないといったほうが正解なのかもしれません。
連続処理が可能なBATコマンド。
テキストファイルにやりたいことをスクリプトとして記述することで一連の作業を連続してこなすことが可能。
BasicやC言語などのプログラム環境からしたらかなり貧弱ですが、手軽にスクリプトが組めるのはありがたいですね。
コマンドプロンプトの起動の仕方
スタートメニューアイコン上で右クリック。またはWindowsキー+「X」からファイル名を指定して実行を呼び出す
クリックすると下記のダイアログが出る
テキストボックス内に
通常の場合 「cmd」と入力。管理者権限でない場合はそのまま「OK」ボタンを押す。
管理者権限の場合は、「cmd」と入力後。「Ctr」キー+「Shift」キーを同時に押したまま、「OK」ボタンを押す。
権限昇格ダイアログが出たらOKを押すと、管理者権限でコマンドプロンプトが立ち上がる。
Powershellの場合
スタートメニュー上で右クリック。
通常起動は中段あたりにある。「Powershell(I)」をクリック
管理者権限で起動する場合は「Powershell(管理者)(A)」をクリック。
または
と立て続けに押すとPowershellを管理者権限で起動できる
もう一つの起動方法
これも単純に先ほどのコマンドをマウスでトレースしているやり方です。でもどちらかというとこちらのほうが簡単かも・・
スタートメニュー上で右クリック。すると下記のメニューが出るので、マウスでPowershellの項目をクリックしてやればよい。
管理者で起動する場合はその後ユーザーアカント認証ダイアログが出るので「はい」ボタンをクリックしてやればOK
これ以外にもいくつか起動方法はありますが、このくらい知っておけば、悩むことはないと思います。
コラム
最近の仕事での出来事、先方とのメールのやり取りの中でちょっと違和感を覚えたことを書きたいと思います。
というのも、添付ファイルをパスワード付きの圧縮ファイルで送った直後に同じメールでパスワードを送ってくること。
これっておそらくセキュリティーを重視して送ってきているのだと思いますがどうも腑に落ちないためちょっと調べてみることに。
この「パスワード付き圧縮ファイルのパスワード連続送信方式」は実はセキュリティー的にはあまり意味がないことが判明。
そもそもインターネットはパケット送信方式。2つのメールはほぼ同じ経路を通ることが多い。
そのため中継サーバーに悪意あるコード(ソフト)が仕掛けられていた場合、圧縮ファイルとパスワードがセットで捕まってしまう可能性が高いとのこと。
実はこの 「パスワード付き圧縮ファイルのパスワード連続送信方式 」は官庁ほどやっているのを見かけます。
TLSやSSLが入っていれば大丈夫では
実はこの TLSやSSLによる暗号化は、自分が使っているメールサーバーまでしか効力が保証されない。その先の中継サーバー間は平文になる可能性もあるという。
だからその中継サーバーがもし悪意あるサーバーだったら添付ファイルもパスワードもその中継サーバーでスニッフィングできてしまうことになる。
このパスワード付き圧縮ファイルのパスワード連続送信方式の最大の効果は
誤送信という、ヒューマンエラーを減らすことができるのがせいぜい。
例えば、最初送った添付ファイル付きメールのあと転送先の間違いに気づいた場合に有効。
ただこれも今はシステム的に連続して送ってしまうケースも多々あるそうです。その場合自動で2連送信してしまうため防ぎようがないといいます。
IPAも推奨していません。
どこから「パスワード付き圧縮ファイルのパスワード連続送信方式」が始まったのかインターネットというシステムを知らない人が始めたとしかいいようがないこの方式。やり取りする度になんか変と思ってしまいます。
IPA(情報処理推進機構)も「パスワード付き圧縮ファイルとパスワード別送信」は推奨していますが、「パスワード付き圧縮ファイルのパスワード連続送信方式」は推奨していません。
どういうことか
パスワード付き圧縮ファイルをまずメールで送ったあと別媒体でパスワードを送信する。たとえばFAX、実はセキュリティーで言えばFAXは送信先さえ間違えなければ最強らしい。途中で読み取られる可能性はまずないとのこと。
また間違った送信先にパスワードのファックスだけが届いても相手も?状態。ようは2つが間違った相手先に送信されなければ問題ない。
いずれにしても機密情報ならもう少し考慮すべしと思いますが人って意外と重要なところで短絡的ですよね。私も含めて・・・
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