Win10の痒い所に手が届く。壁紙が時間の流れを教えてくれるってどういうこと?

2020年1月3日

こんにちわスピカです。

RS5(October 2018 Update(1809))の大きなバグ問題も収束に向かいつつあり、比較的良好な使用環境を作り出してきているようですが、私もネットには出てきていないバグに遭遇しています。

まあ、大したバグではありませんが・・。

そんなおり、宿敵でもあり兄弟分でもあり?のMacOSの最新バージョンも色々と機能を載せてきているようです。

Windows10とMacOS10.14との機能差

一例でいえばダークモード。これに関してはMacOSがVer10.14、Mojave (2018年9月25日配信)でようやく載せてきたところですが、Windows10では既に2016年8月3日提供開始されたWindows 10 Anniversary Updateで既に載せてきていました。

この件に関してはMacOSが後発ですね。ただ後発だけあって完成度や機能性はこちのほうが上のようです。

Windows10も最新のRS5(October 2018 Update(1809))で更なる改良を加えてきていますが、細かいところで一日の長がMacOSにありそうです。

そんな機能差が時間とともに変化する 「ダイナミックデスクトップ機能 」

もともとWindows10にも時間とともに変化する壁紙、「スライド」機能はありました。

私も10分おきに壁紙を変化させておいたものです。

じゃあ、何が違うの

今までの「スライド」とこの「ダイナミックデスクトップ機能」って何が違うのか、それは壁紙の構図は同じで、時系列とともに明るさが変化し昼、夜が実感できる。という点。

今まではこれに近いことはできたが完全に時系列でというのはなかった。

そのため、こういった機能がデフォルトで入ってくれば話は別。PCを立ち上げた時間で、夜だか昼だかが一目瞭然。

常時屋内にいる人にとってはもってこいの機能・・・

Windows10のデフォルト機能では未だ実現不可能

この「ダイナミックデスクトップ機能」は現状、 MacOSVer10.14、Mojaveの専売特許です。Windows10の最新バージョンRS5(October 2018 Update(1809))でも不可能です。いずれは近い将来デフォルト機能で搭載されてくるとは思いますが・・

フリーソフトで実現

OSが搭載していない機能ならユーティリティーソフトで代用するしかありません。そのソフトがなければ能力ある方が自力で開発してもらうのを待つか自力で作る以外に手段がありません。

幸い、「ダイナミックデスクトップ機能」に関しては、

WinDynamicDesktop」というソフトで実現が出来る。

WinDynamicDesktop はUWPアプリ

ちなみにこの「WinDynamicDesktop」はUWPアプリなため、ストアからインストールできる。


上のリンクをクリックすると


入手ボタンをクリックするとストアアプリが起動します。


インストールボタンを押すとダウンロードが開始されます。


ダウンロードが終わると、場所を尋ねるダイアログが表示されます。

ここでは「JAPAN」と入力しました。他のサイトを見るとTokyoとかOsakaとかでも通るようですが、日本は全国、世界標準時よりも9時間プラスされるためどこでも大丈夫みたいです。

※Windowsシステムで位置情報がアプリに開放されている状態なら、「Use Windows Location service」にチェックを入れることで可能なようですが、私の場合位置情報をオフにしているためこの機能は使えません。


すると「location set sucusess to:Japan」・・・と表示され「OK」ボタンを押すとインストールが開始される。


インストールが 進むと下記のようなダイアログと変化しプログレスバーが進行しているのがわかります。


終了すると、設定用のウィンドウが表示されるはず。

基本、このまま「OK」ボタンを押せば終了です。


タスクバー内のインジケータにWinDynamicDesktopのアイコンが表示されていると思います。

壁紙が変化するとこんな感じ

WinDynamicDesktopの設定項目

インジケータ内のWinDynamicDesktopのアイコンを右クリックすると設定メニューが表示されます。

上から順に

Select Theme
テーマを変更するとき

Update Location
現在地を変更するとき
再度、テキスト入力欄に国名または都市名を入力。

Refresh Wallpaper
壁紙をリフレッシュしたいとき

Enable Darkmode
ダークモードに設定するとき

Start on Boot
Windowsシステム起動時に起動したい場

More Option(Change Windows10 Theme Color)
これにチェック入れておくとダークモードにしたときWindowsも連動するらしい。

Check for Update
手動更新チェック
最新なら下記のようなダイアログが表示される

About
アプリの要約及びサイトLINK

Exit
終了したいとき

となっている。

テーマを追加したいとき

テーマは自作もできるがGITHUBからいくつか入手可能です。インジケータ内のアイコンから右クリックで「SelectTheme」をクリックするとテーマ変更ダイアログが出てきますが、左下のほうに「Get more Theme online」があるのでそれをクリックするとテーマのサイトへ行けます。

サイトが開くのでダウンロードしたいThemeを探す

探したら画像のしたの「Download Link」のところで右クリック。

すると、下記のようなメニューが表示されます。

中間あたりの「名前を付けてリンク先を保存」をクリックして出てきたダイアログからThemeを保存する

先ほどの「Select Theme」ダイアログの左下あたりの「Import frome file・・」から先ほど保存したThemeファイルを取り込んでやればOKです。

コラム

とりあえず、一通りのインストール作業をトレースしてみましたが、使い勝手はまあまあって感じです。ただGithubにあるテーマがちょっと少なかった。

他のサイトを見ると7つほど登録されていると書かれていましたが、私が行ったときは3つしか登録されていませんでした。

テーマの自作も可能とのことですが、インスタントにダウンロードして設定できるところに意味があると思うので、テーマファイル自体もUWP化してもらいたいと願う次第です。

UWPなんて単語がでてきてしまいましたが、そんな単語聞いたことないぞという人のため、ちょっとだけ説明します。

UWPと WPF

UWPとは 「Universal Windows Platform:ユニバーサル ウィンドウズ プラットフォーム 」の略称で、この話はWindowsの歴史にさかのぼる。

Windowsといっても、実は様々なディバイス用にWindowsOSが存在する。通常使っているX86系、WindowsMobile系、Windows Phone系、Xboxシリーズ等々

実はこういったディバイスに対しては、一つのOSでは対応できないため、その上で動くアプリも実は専用のものが必要となっていました。(まるでDOSみたい)

ちょっと前になるが「WindowsRTは、通常のX86系のMSOfficeは動かない」なんて話聞いたことなかっただろうか。

そんなこともあり、異種のプラットフォームでも共通のアプリが動ける環境が必要とマイクロソフトが考案したのがUWPです。このとき同時にストア配布形式にも対応させました。

UWPの失敗

実は、UWPはストアでの配布形式をとっているため、アップルストアや グーグルプレイ などと比較されやすい。

ストアを見ると、以前よりは多少数も豊富になってきましたが、フリーソフトなどはまだまだといった感じです。

そのためストアを利用するクライアントも少なく、負の連鎖となってしまった

WPFとUWPの違い。

WPFとは「Windows Plat form」の略称で通称デスクトップアプリケーションなんて言われています。ようは今までのWindows用ソフトのこと

そもそもWPFとUWPでは作りがちがうため、見た目はあまり変わりませんが、内部において結構な違いがみられる。

その一つがSandbox環境。UWPアプリはその性格上、Sandbox内で動くよう設計されている。WPFはそもそもシステム依存型が多いためすべてではないがSandbox対応ではない。

Sandboxに関してはこのあたりで触れているので知らない人はみてね。

そんなアプリ(UWP)とソフト(WPF)をひとつのストアで配布できるよう目論んだため、無理が祟った(たたった)。

ストアは安全重視、アップルストアにしても、グーグルプレイにしても老略男女だれでも安心して利用できなくては意味がない。

そういった意味でも、WPFをUWP化するのはかなり難しい作業だと思います。

最後に

ストア化するのは時代の流れと私は思います。グーグルプレイやアップルストアの盛況ぶりを見ると一目瞭然。

Windowsのアプリ(ソフト)の配布はWindowsの聡明期から今もほとんど変わりません。

会計ソフトやCADソフト等の有料ソフトは開発会社のサイトで販売し、個人のフリーソフトなどは、個人のサイトで配布するのがWindowsの歴史でもありました。

WindowsはWindows自身だけで今まで成長し生き延びてきた訳ではありません。多くのソフトウェアディベロッパーに支えられなければ到底無理だったと思います。

ただ、あちこちに散らばったソフトを見つけるのは意外とめんどくさいし大変。また知名度が低いソフトだと安全性も疑問視される。

そんな折に出てきたのがVectorや窓の杜等々です。一般のPCに詳しくない人でも手軽に利用できる。

ただ、こういったサイトではインストールまでサポートしていません。そういった意味でもマルウエアなどの危険性や不安を排除し手軽にPC初心者がアプリを入手できる環境が必要なのことはすでにアップルやグーグルが証明しています。

マイクロソフトも収益化の方向を今までとは随分変えてきています。Windowsだけに頼らない、新たな手法で・・です。

ただ、この分野(ストア系)ではアップルやグーグルに大きく後れを取っているのはやはり否めないません。

マイクロソフトには是非この分野でも頑張ってもらいたいものです。

長々と書きましたが、取り止めのない記事になりました。すみませんm(__)m

今日はこのあたりで・・