USB電源で動くPCスピーカーってどうよ

2020年9月5日

こんにちわスピカです。

先日bluetoothスピーカの話書きました。ここ・・

bluetoothスピーカもよいですが

bluetoothスピーカもよいですが別にワイヤレスでなくても普通にパソコンにつないで聞きたいとかスマホのUSB端子につないで聞きたいなんてときありません。

私も以前は普通にスピーカで聞いていました。今ではそのほとんどがヘッドフォンですが

同じ金額ならそこそこのヘッドフォンも買える。

ヘッドフォンのほうが気兼ねなく、そしてそれなりに高音質なせいか、スピーカよりもお得感を感じる。ただスピーカもヘッドフォンも高音質を追求したらそら云十万ってお金を用意しなければならないが・・

ヘッドフォンは環境にもよい

昔仕事先のお宅にお邪魔したとき、リビングに高さ1m幅50cmくらいのスピーカが壁に埋め込まれて設置されていたのを覚えている。

音響に興味がある方だとすぐわかるほどの設備だった。そのお宅は一戸建てだったが、2DKくらいの小さい家だった。多分リビングが普通の居間みたいな感じだったのかなと。

ただその家の周りは田んぼや畑で隣家がないため爆音で聞いても近所迷惑にならない。私もこんなところに住んでみたいと思った次第です。

都会では

ただこういった環境のほうが珍しく、一般的にはマンションだったり住宅団地だったりするため、爆音で聞くことなどできない。

ドラマ「結婚できない男」の主人公桑野さん宅みたいに近所迷惑考えずにスピーカでガンガン聞くなんて考えられないですからね。

ヘッドフォンで難聴?

最近ではスマホにワイヤードやワイヤレス問わずヘッドフォンやイヤフォンで聞いている若者が多くなっているそうで、難聴な子も増えているとか。

でも適切な音量で聞く限り難聴にはなることはありません。ただその適切な音量がどのくらいなのか、それが問題ではあるのですが。

我が家の子はYoutube見ているときにスピーカで結構な大音量で聞いているときがあり時折怒るのですが本人は音が大きいことに気が付いていないのではと思うことも多々。

そのため子供にはヘッドフォンやイヤフォンは使わせていない。パソコンの前で大きな音が離れた私でも聞けるってことは本人の耳には相当ダメージがあると考えられるから。

私は10年以上ヘッドフォンユーザー

私はヘッドフォンを使い出して既に10年以上経過しているが、今だ周囲の方々より耳はよい。

家にいて妻や子供が気が付かない低音や小音が聞こえてしまう。歳をとってくると耳も悪くなってくるが、今のところ私にその兆候はない。

大声で話す人がいるが私が思うに大声で話す人って自分自身が聞きづらいから大声になると考えられます。すべての人に該当するわけではないと思うが、そういった傾向が多いのは間違いないと実感しています。

ヘッドフォンは周囲に配慮

ヘッドフォンはスピーカにくらべ周囲を気にすることはありません。先日仕事へ行く途中の車の中でラジオを聴いていてこんなことを言っていました。

人って集団にいないと不安を覚える動物だそうですが、一定のテリトリーも必要とする。

これってすごく実感してしまいました。

これって昔から私が懐疑していたことでもあります。人って群れていないと不安になる。学校でも社会に出ても孤独って結構大変。でも社会にでるとだれでも孤独なんですけどね。

でも超親しい友人と毎日同じ部屋で生活していたらどうだろう。やっぱ嫌気がさしてくるのではなかろうか。

家族もそうである、家の中で家族中がひとつの部屋の中にずーっといると喧嘩になる。そのため子供部屋は各子共ごとに、そしてお母さんはキッチンが居所、お父さんは居所がないためパチンコへなんてうちも結構あるのでは。

我が家でも平日は学校や仕事で別々だが土日は家族が家にいる。 ただ食事中を除きその後は各々パソコンに向かって好きなことをしている。

同じリビングで別々にパソコンライフを楽しんでいるが、私もそんな自分の時間に、妻でも話しかけられるとイラッとすることが多々。

人って一人でいると不安だがだからと言って近しいひとでも自分のテリトリーを侵されると不機嫌になる。結構わがままな動物なのかもしれません。

最近では結婚しない族も増え出生率も低下しているそうですが、納得してしまいますね。

家族はほしいが自分の時間はもっとほしい。その結果がこれです。格差が広がり低収入の人が増えた、これはひとつの方便でしかなく人って序列をつけたがる動物でもあるため、孤独による不安や寂しさが収入を上回れば結婚する人が増える。

しかし現代は孤独を紛らわすものが増えてきて寂しさや不安自体が収入より下になるようになってきた。今の若い世代がそれです。寂しさを紛らわすガジェット、スマホだったりその先にあるSNSだったり。

そんな集団の中でテリトリを作る手段のひとつがヘッドフォンだったりします。自分の世界を堪能できる。自分だけの世界。

究極的にはVR(バーチャルリアリティ)になっていくのではないでしょうか。

話をもどして、

そんなヘッドフォンユーザーがなぜスピーカを。それはスピーカにしかない魅力があるから。

他人に聴かせたい。あなたの周りにこの音楽、この時間に一緒に聴きたい。そんなときヘッドフォンではできない。

そんなことないよステレオ用の分岐アダプタ買ってくりゃいいじゃん。

なんてそんな野暮なこと・・

一定の時間内なら気持ちもよい

人って上で書いたようにテリトリを侵されると非常に不機嫌になる生き物です。

だからどんなに近しい家族でも一定時間以上ともにすると嫌気がさす。

でもまた一定時間孤独が続くとまた一緒にいたいと思うようになる。

そんな一緒の時間を過ごすにはヘッドフォンよりもスピーカのほうが適している。

また目的を持たない音楽、例えばBGMなどはヘッドフォンよりもスピーカのほうが適している

休日の午後のひと時をBGMを流しながら紅茶でも・・

こんなシチュエーションにはヘッドフォンよりもスピーカのほうが私はよいと思っている。

でもパソコンにつなぐスピーカってACアダプタが付いているものが結構多い。

だがACアダプタ仕様って電源が自動でオフに出来なかったり、スピーカのためにコンセントを用意しなくてはならなかったりして結構面倒。

ましてノートパソコンのような携帯性の高いものにACアダプタ仕様は不向きだ。

音源ケーブルは仕方ないとしても電源ケーブルはなんとかならんもんか・・と

電源がUSBならまだマシかも

電源をUSBから取得できればACアダプタもなくACコンセントも不要なため、利便性は非常に良くなる。

USB電源のデメリット

ただUSBは基本5V500mA仕様、そのため迫力はやはり劣る部分もある。

ただ相当の音響ファンでもない限り、格安でない程度のものなら納得のいく環境が出来る。こんな感じのも・・でも。

USBケーブルのみで再生可能なスピーカ

ステレオケーブルも不要なUSBケーブルのみで電源と音源の両方賄える(まかなえる)スピーカもある。

これには2つにメリットがある

まず第一にパソコンのlineOut端子から音声信号を取るのではなくUSBからとるほうが線が1本で済む。

電源もUSBから給電するため電源と音声信号が同一ケーブルで送られる。これは特にノートパソコンにはメリットである

そして第二にパソコンのlineOut端子から信号を受信する場合CPUで処理された命令がマザーボード上の音源チップに運ばれそこでアナログ信号に加工されてlineOut端子を経由しスピーカに運ばれる。

がUSBの場合、デジタル信号のままスピーカに送られるためアナログ変換ロスがパソコン側で発生しない。

ただこれはメリットと同時にデメリットでもある、それはスピーカ側にDAC(デジタルアナログコンバータ)を設けなくてはならない。

そして実はこのDACが音質の良さを分けることになる。

でも、そこまで音を追求するならUSB電源を使わずAC電源のほうが出力も確保できるし、そういったユーザーはUSBスピーカはおそらく選ばない。

聴ければいいやプラスできればちょっと良い音で程度でUSB給電という利便性を重視するユーザー向きと考える。

利便性と音質を天秤にかけた話になったがUSB給電程度では大きな出力は得られない。結果音に迫力とメリハリを欠くことになる。

だが日常そんなすごい清廉された音でなくてもちょっと良い音ぐらいでいい。そういったユーザー向けではないだろうか。我が家ではこのUSB1本で給電と受信ができるスピーカは子供が使っている。

Youtubeなど動画を見るには最適なガジェットといえる。そしてパソコンの電源を切ったりスリープになると自動的にスピーカもオフになる。

このあたり非常に利便性がよい。と感じる。

ただデメリットも

もちろんDACの良し悪しはそうだが、ドライバソフトウェアがないと動かない。Windows系やMacならほぼ問題ないと思うが、Androidやiphone等スマホ系は注意を要する。

総 評

今回は余興込みでUSBスピーカについて書いてみた。短絡すればUSBスピーカは便利でそこそこの音質(廉価版ではなくある程度の品質のものであることが条件だが)、しかし同じ音と空間を近しい人と一緒に過ごすためのガジェットとしてどうだろうか、というもの。

これはヘッドフォンでは味わえない。ただ一人の時はやはりヘッドフォンに限る。自分の世界を堪能できるから。