Windows10のかゆいところに手が届く。ウィンドウの重なり部分が分からなくなったときは
こんにちわスピカです。
Windows10の大型アップデートって毎年2回行うことになっているようですけど、insiderPreview等で公開までにバグフィックスしているはずなのに、公開後に深刻なバグが見つかることが増えてきていますね。
そんなんだったら、年1回程度にして徹底した安定バージョンを届けてもらったほうが、ユーザーは安心するんでないかい。と思います。
ただ最近の大型アップデートを見ていると、Windows10より前のメジャーバージョンアップと違い、カーネルに手を加えることはあまりしていないように感じます。
そのためカーネルの修正にかかる時間をアプリ開発に回すほうが多くなり、結果ユーティリティーの充実度が増したのだと感じています。
さて本題はウィンドウの重なり部分が分からなくなったときの対処法ですが、その前に前菜を用意しました。「つまんねえ、本題だけよろしく」という人は下記をクリックしてワープしてくださいね。
カーネルの大規模アップデートはXPからVistaの時
つい、大型アップデートの話で盛り上がってしまったため、過去のバージョンアップの思い出なんてものをちょっと書いてみました。暇な方はお付き合いを・・
今思えば、XPのカーネルバージョンって5.1だったと思います。
ちなみに歴代Windowsのカーネルの初期バージョンを記すと(9XではなくNT系に限ります)
OS名 | カーネルバージョン |
WindowsNT3.1 | 3.1 |
WindowsNT3.51 | 3.51 |
WindowsNT4.0 | 4.0 |
Windows2000 | 5.0 |
WindowsXP | 5.1 |
WindowsVista | 6.0 |
Windows7 | 6.1 |
Windows8 | 6.2 |
Windows10 | 10.0 |
そしてVistaになった時6.0になりました。そのためXPで利用していたディバイスドライバーのほとんどが使えなくなりVista用のものを見つけなくてはならなくなったのを覚えています。
ちなみにカーネルって
カーネルとはケンタッキーの店の前に立っているおじさん・・・ではなくて。
OS(オペレーティングシステム)の核になる部分。いわゆる「仕組み」のことですね。といっても多分ピンときません。私もそうです。
本来OSの主目的は「PCを効率よく動かすためのシステムプログラム」をいいます。
そのOSの効率よく動かす仕組み。具体的にはCPUの処理やメモリーの入出力、補助記憶装置への効率的アクセスをどのようにするか。のフローをプログラム化したものと考えればいいかも・・。
そのため例えばLinuxやBSD、macos等それぞれ効率的に動かす方法が違います。Windowsの場合、マイクロカーネルなんて呼んでいましたね。
もっと詳しく知りたい人はこのあたりがいいかも
そしてWindows7のカーネルは6.2。
これはVistaからWindows7ではカーネル自体ほとんど変わっていないことを意味しています。
だからディバイスドライバーもそのほとんどが使えました。しかし。Windows7ではXPのドライバのほとんどが使えなく、メーカー側のサポートを待つしかなかったのです。
またその開発期間もそれを物語っています。NT4.0から7までの期間を記すと
OS | 発売年 |
WindowsNT4.0 | 1996年 |
Windows2000 | 2000年 |
WindowsXP | 2001年 |
WindowsVista | 2007年 |
Windows7 | 2009年 |
NT4.0からWindows2000までは9X系とダブルため一般ユーザーはこの当時9X系を使っていたためNT系OSはあまり関心がなかったと思います。
マイクロソフトは完全32bitOSをWindows95のころから目論んでいましたが、当時のハードウェアの性能と過去資産(得にDOSゲーム)を生かすため9X系を繋ぎで市場に投入したのは有名な話ですね。
で開発期間を見てみれは一目瞭然
NT4.0からWindows2000までは4年の歳月を要しています。これは当時プラグアンドプレイなどの機能を9X系が実装していたのに比してNT4.0ではまだでした。
その実装にかかった時間だと思います。
そしてWindows2000からわずかに2年弱でXPが登場。これで市場は9X系からNT系へほぼ移行を完了したとみています。
そしてXPからVistaまでは6年の歳月を費やしています。
これは、カーネルの書き直し、すべてのカーネルコードを1から書き直したと言わています。
当時の話で、そのコードの量はXPで推定3000万行、Vistaで5000万行とも7000万行とも言われていました。
(記憶なので間違っているかもしれませんm(__)m)
しかしWindowsVistaはものすごく不評でした。おそらくVistaへバージョンアップした後の動作がノロノロだったのとXPの出来が良かったため移行するのがためらわれたためではと推測します。
そしてカーネル自体さほど改変されていないWindows7は市場に好意的に受け入れられました。これはWindowsVistaの不評部分を取り除いたためなのは確かですが、カーネル部分にはさほど手を入れていないのにこの市場の反響の差はなんなのだろうと当時思ったものでした。
Windows10のカーネルバージョン10.0は過大広告?
なぜそう言えるのかと言えばWindows9をすっ飛ばしてアニバーサリーだかなんだかで10に仕立て上げたこと。
そしてなによりWindows8のドライバのほとんどが使えること。
これを考えれば内部コードを6.2から(正確にはWindows8.1のカーネルバージョン6.3)10に上げるほどカーネル自体の改変は行っていないと考えられます。
もし大幅な内部コードの書き換えがあればWindowsXPからWindowsVistaの時のように周辺機器のドライバの大幅な改変が必要になってくるはずだから。
もちろん互換性を高めたんだよといわれればこちらは素人ですから「ああそういうもんですか」というがおそらく納得はしないだろう。
Windowの枠線が重なって見えなくて困ったら
さてメインタイトルの前の余興が長かったですが、ここから本番です。
下記のようにWindowを重ねると重なった部分の境界線が見えなくなってどちらが上のWindowなんだなんて困ったことないですか。結構私ありますよ。(^^)/
対策
それで色々やさがししたところ、ありました。
なずは「Windowsの設定」から「個人設定」をひらき、左ペインの「色」をクリック。
すると右ペインの下のほうに「タイトルバーとウィンドウの境界線」という項目があるはず。
これにチェックを入れる。
すると。下図のように境界線がほんのり出てきます。
まとめ
Windows10は初期バージョンと今出ているバージョンでは結構操作方法が変わってきています。特にコントロールパネルの部分は、「Windowsの設定」に置き換わるようでこの先の年2回のアップデートでさらに変わっていくと考えられます。
そういった意味では過渡期にあるといえるでしょう。
実はマイクロソフトでも試行錯誤している部分も結構見受けられます。また初期のWindows10(1507)はすでにサポートが切れています。
複雑怪奇? Windows 10の大型更新とサポート期間を整理する
そういった意味でもWindows10は本来はWindows12とかWindows13とかと言っていいくらいバージョンアップしています。
でもすでに購入したライセンスがこの先ずーと無料でサポートを受けられるのはありがたいですね。
本来ならメジャーバージョンアップの時にはアップデート料金がかかるはずですから。
ただ改悪だけは避けてもらいたいものですね。
話が本来の「ウィンドウの枠」の話より「カーネル」の話のほうが長くなってしまいました。
まあ、ともにWindowsに関することということでご容赦願います。(^_-)-☆
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