Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)で改良(改悪?)されたところ

2020年9月5日

こんにちわスピカです。

Windows10で7回目の大型アップデート、Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)が5月21日に公開されましたね。

  • バージョン1511の「November Update」
  • バージョン1607の「Anniversary Update」
  • バージョン1703の「Creators Update」
  • バージョン1709の「Fall Creators Update」
  • バージョン1803の「April 2018 Update」
  • バージョン1809の「October 2018 Update」

私などは手動アップデートで公開されてから2日後くらいに私がメインで使用している2台を即アップデートしました。

その後早速問題がマイクロソフトから発表され、いやはやまいったな状態でしたが、それでも今は問題なく稼働しています。

今回改変されたところ

そんなWindows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)ですがどんな点が変わったのかざーと調べると。

さらにパスワードレス化

今までも煩わしいパスワードをある程度使わない手法としてPINコードなどがありましたが今回新たに電話番号による認証を追加

ライトテーマ

今まではダークテーマをいろいろと改良していたが今回今までデフォルトで利用していたライトテーマにも手が加えられた。

インストールしてすぐのデフォルトな壁紙が今までより明るくなった。

そしてタスクバーに白(ホワイト)モードが追加された。

明るさも ダイレクトに 変えられる

今では「Windowsの設定」からでしかできなかったがアクションセンターから即できるようになった。

ただあくまでも外部ディスプレイが対応している場合。タブレットなどはほぼ出てくると思う。

検索がCortanaから分離された

今まではタスクバーの検索ボックスにキーワードを入れると必ずと言っていいほどCortanaが対応していたが、このCortanaあまりユーザーには評判が良くなかった。

今回分離したのは検索ボックスの機能の向上もそうだがそういった。ユーザーの不満を解消した形のようだ。

Windows Updateを一時停止する

今までマイクロソフトから更新が来ていて勝手に更新され作業中に予期なく再起動のメッセージ。あなたも体験したことがあるはず。

今回のアップデート前からこの更新についてはかなり手が加えられていたが今回さらにユーザーの利便性を高めた。

アンインストールできる標準アプリが増えた

標準でインストールされているアクセサリー系アプリは最初のころはアンインストールできなかったがバージョンアップを重ねるごとに少しずつできるようになった。

今回はさらに

3D Viewer(従来のMixed Realityビューアー)
Grooveミュージック
Sticky Notes
映画&テレビ
カレンダー
切り取り領域とスケッチ
電卓
ペイント3D
ボイスレコーダー
メール

が追加された。システムの容量の削減がより可能となった。

「メモ帳」が未保存であることが一目でわかるように

他のフリーのテキストエディタでは比較的あった機能だがメモ帳にはなかった。

データを開いた後編集されているかどうか。メモ帳を閉じるまでわからなかったが、今回ウィンドウタイトル部分に、アスタリスク(*)が表示されるようになりました

絵文字をもっと簡単に

絵文字は様々な場面で利用したい時があるがいざその場で出したいときに出し方がわからない。なんてことが多々。

今回のバージョンから「Win+.(ピリオド)」のキーの組み合わせで 簡単に絵文字が呼びさせるようになった。

集中力をさらにキープできるようになった

集中モードは以前のバージョンでもあったが意外と知られていない機能のひとつだ。これを有効にしておくとメールなどの通知をブロックして今やっていることに集中させてくれるモード。

これが今回新たにアプリをフルスクリーンモードにしておくと自動的に集中モードを有効にしてくれるようになった

カーソルを見やすくする

今まで私もカーソルが小さいなとかちょっと見づらいななんて時デフォルト機能できはあまり機能がなかった。

今回新たに色、大きさを変えるオプションが設定できるようになった。

問題のある更新を自動で避ける

自動更新が来て再起動したらブラックスクリーンなんて経験をした人も結構多いのでは・・

そんなときはセーフモードで立ち上げて、でもWindows10はファーストブートが効いていてF8が使えないから仕方なくインストールディスクから修復をかけていた・・・なんて人もいたのでは

今回、そんな人向けの地味だが結構ありがたい機能。

そのPC環境において問題が発生しうる自動更新が来てアップデートされたのち再起動しても起動しなかった場合。自動的にそのアップデートを削除しもとの環境にする機能。

その後30日間経過したのち再度トライする設定だそうだ。

主要なセキュリティ設定をロックする

これはセキュリティセンターの地味なバージョンアップだ。主要なWindowsの構成オプションをウィルスやマルウエアから変更されるのを防止する機能になる。

ソフトウェアでも仮想現実

これまでWindows Mixed Reality環境は、ユニバーサルWindowsプラットフォーム(UWP)のアプリでしか実行できなかった。

今回のバージョンから従来のソフトウェア(マイクロソフトストアを経由しない)でも実行可能となった。

クラウドクリップボード

あまり馴染みがないがWindows10には クラウドクリップボード機能というのが備わっている。

サンドボックス

今まで怪しいソフトをネットからダウンロードしてインストールチェックする場合VMWEARやVirtualbox等の仮想環境を構築せざる終えなかった。

これはある意味非常にありがたいのだが多大なリソースを必要とする。そのため最近のPCならまだしもちょっと古いメモリーが4GB程度しかないPCだと無理があった。

そんな仮想環境を手軽に構築し危険なソフトのチェックに役立てる手法として今回搭載されたのがサンドボックス。

ストレージ予約

今まで大型アップデートしようとすると32GB程度のストレージ容量の少ないタブレットなどはアップデートに失敗することが多々あった。

そのため、USBメモリなどを臨時に用意しめちゃくちゃ長い時間をかけてアップデートせざる終えなかった。

Windows 10 May 2019 Update(バージョン 1903)からは新規インストールのみシステム領域のほか7GB程度のアップデート領域を確保することでアップデートに失敗する可能性を低くした。

タスクマネージャー

タスクマネージャーも一部改良されており、起動した際に標準で開くタブを指定することができるようになった。

総 評

毎回の大型アップデートでは機能の追加よりもバグの頻出のほうばかりが話題に上るが、便利、不便の違いはあれ、機能は追加されている。

ただいつも思うことは、「やんなくても困んないな」って感じ。

それはアップデートした機能は既にフリーソフトなどで代用できており、それ以外はまず使うことがないからだ。

だからいつも機能の充実よりバグばかりが目立ってしまう。

今後の希望としてはまず軽くしてもらいたい。機能の追加と軽量化は反比例するが、半導体の世界では常に行われてきた。

是非ソフトウェアでも可能にしてもらいたい。と思っているユーザーは多いのでは。