スマホ手帳型ケースにストラップホールを自作、その付け方

2020年9月6日

最近のスマートフォンは昔の携帯のようなストラップホールがない機種がほとんど。

携帯のころはストラップを付ける穴が最初から本体に空いており、そこにハンドストラップやネックストラップを取り付けられ、落下防止に寄与していた。

しかし現在のスマホでストラップホールが付いているのはごくわずか、IPHONEもしかり、android系スマホのほとんどにこのストラップホールを見かけなくなった。

じゃあ、落下に対し強くなったのか

ストラップホールがなくなったということは落としても大丈夫?と考える人もでてくるのではなか。 しかし、落下や衝撃に対してはさほど昔の携帯と差がないと考えます。もし落として画面が割れたり、故障した場合の修理費はキャリアであっても0円では済まないことが多い。ましてやSIMフリー系スマホなら補償自体がない場合もありその場合は全額自己負担になってしまう。

先日、ラジオで女子高のIPHONEはなぜ画面が割れたままなのか。なんてことやってましたが、割れた原因の多くはやはり落下。落として画面が割れた。がそのまま直さない人が結構いるとのこと。でも直すとなれば結構高くつくし、動けばいいやという回答も結構あったような。

私が持っているS20などのリタリー系のごく一部を除いて一般的なカジュアルスタイルのスマホにはまずそのよう耐久性はないと考えるべきでしょう。ただ液晶ガラスに関してはゴリラ3とかゴリラ4などを採用し、クルミも割れるし釘も打てる動画などは最近よく見るところから、このあたりは劇的に強くなっているようです。

防水についても同様

話はちょっとそれるが最近でこそIPHONEなども補償はしないが防水化してきているし、日本で発売している中華系、例えば シャオミ(Xiaomi)やファーウェイ(Huawei)など、日本において本格展開している中華系メーカーの機種の中には防水を謳うものも増えてきています。

日本においては、ソニーのExperiaなどは、Z系のほとんど(全てではない)が防水化しているし、富士通のarrows M04は洗剤で洗っても大丈夫なところを売りにしています。

ただ、いまだ、世界市場の8割以上の機種において、防水加工がなされていないのが現状のようです。日本においては格安スマホ系の本当に格安なものなどはその代表格。

じゃあ、このスマホにストラップホールはつけられないか

スマホ本体を加工してストラップホールを付けらえないかと考えるが本体自体を改変することは、まずその後の故障における保証が受けられない可能性が出てくる。また加工する難しさもあり、簡単には行かない。

ストラップホールの変わりになるもの

本体にストラップホールが付けられないのなら、代替方を考えるしかない。

スマートフォン自体に取り付ける代替品

例えば スマホ本体に張り付けるタイプ。スマホリング

スマホリングの利点

取り付け、取り外しが簡単。これはスマホの裏側に粘着テープで貼るタイプ、この粘着テープは剥してもまた貼れるタイプが多い。

たとえばこんな感じのもの

スマホリングの欠点

これらの手軽に設置できるアイテムは、便利だが張り付ける分どうしても厚くなる。

もともとスマホが大型化している昨今、厚みは逆に薄くなる傾向にある。だがスマホリングを張り付けることでスマホの厚みが厚くなると携帯性がどうしても損なわれる。また机の上に置いたりした場合安定しない。

それに対しスマホケースにもともとストラップホールが付いているものがある。

スマホリングの欠点を克服したのがストラップホール付きのスマホケースだ。

このケース様々なものがある、

このケース様々なものがある、単純に傷防止を目的にしたもの、落下衝撃にも耐えられるもの、水没防止のものと・・・

傷防止(ストラップホール無)には下記のようなものがある

落下防止には下記のようなものがある

防水タイプには下記のようなものがある

さまざまなケースをみてもらったがそれじゃ、もし現在スマホケースを既に使っているとか、IPHONEではなくandroid系なためどうしてもストラップホールがないケースしかない場合など、どうしたらいいか、それは自作するしかありません。

じゃあ、具体的にはどうする?

既に私が愛用しているLeagooZ5とFLEAZ Que CP-L45sのケースにストラップホールを付けてみました。

LeagooZ5用のケースにストラップホールを着けたもの

CP-L45sのケース(実際には専用けーすではないが)にストラップホールを着けたもの

まずは道具を用意する。

具体的には

穴を開けるための道具とその穴が肥大化、または経年劣化で切れてしまうのを防ぐ道具が必要になってきます。

これがそれ

穴を開けるための道具として

打ち抜けポンチ

ハンマー

開けた穴の補強用として

ハトメ(パンチとカートリッジ)

ハトメは大きさに様々なものがありますが、一般的なスマホホール用として4mmをチョイス 100均などにも時折入荷しているようです。

大きすぎると、穴の耐久度が落ちる場合もあるため、適切な大きさのハトメを用意するとよいでしょう。

使い方

打ち抜きポンチ4mmを使い、今回試しに7インチ用タブレットケースに穴を開けてみたいと思います。

打ち抜きポンチである程度幅を持たせて穴を開けます

内側はこんな(ポンチを挿した状態)

ポンチを抜くときれいな穴が開いています

ハトメを噛ましたところ。

内側がこんな感じ、ハトメパンチでハトメを噛ませるときパンチを上下逆にするときれいにできません。気を付けて

完成です。あとはハンドストラップなりネックストラップを通せば出来上がり。

総 評

元来スマホはむき出しで使う方が本当はよい。

これはスマホ内部の処理に伴う熱の放出が塞がれるためである。最近ではCPUなどのプロセスの微細化が進み、発熱も抑えられているが、アプリのコードの肥大化に伴い処理量も多くなる傾向にある。その分どうしても処理に伴う発熱は増えてしまう。

がスマホケースを使うことでこの熱を逃す効率を悪くしてしまう。

スマホケースは携帯利便性の向上と損傷防止が目的

スマホケースは上記で本体むき出しで使うのが良いと書きましたが何万円もする高価なスマホを落としたり、水没させたりしたらもともこうもない。

排熱効率よりも損傷防止を目的としてやっぱ使いたい スマホの所持者としては排熱処理がどうとかよりもやはり落下や水没が気がかりだろう。 今回はそんな落下防止対策のひとつとして紹介させて頂きました。