5Gの世界(後編)

こんにちわスピカです。

前回「5Gの世界」について書いてきました。「耐力(体力ではなく)の限界」に直面し2回に分けて記述することにしました。いや文章書くのって疲れますね。(^^♪

で前回ではここ

で今回はこの続きということで前回を読んでいない人はまずこちらを読んでくださいね。じゃないとストーリーが繋がらないから。

5Gで広がる利便性とチャンス

さて続編ということで

5GではLTEに比べかなりの高速化が期待できます、それと同時に「多数同時接続」、「超信頼低遅延」というオプションまで付くと使用するユーザーのみらなずビジネスでもチャンスが生まれてきます。

クライアントユーザーにはどんな恩恵

高速大容量通信超信頼低遅延多数同時接続という3大利点を5Gがかなえてくれるとクライアントユーザー、所謂私たちみたいなスマホやPCを使う人たちにとってどんな恩恵があるのだろうか。

①動画環境

まず考えられるのは動画環境である。今LTEでYoutubeやNetflixなどのストリーミングを見ている人たちは4Kや8Kで動画を見る人は少ないと思います。

LTEだとレスポンスによってかなり高解像度は見づらい環境でもあります。これが5Gになると4K、8Kなどの高解像度ストリーミングがスムーズに鑑賞できるようになる。

また動画を見ていて気になるのがGIGA、パケホを使っていても7GB程度でリミッターがかかったり、別途パケを買わないと低速になったりしてまともに高解像度動画が見られない。

これが5Gになると緩和される可能性がある。

なぜパケット制限がかかるか

それは、プロバイダのサーバーが転送容量に対応できないとか送信するバックボーンが対応しきれていないのが現状。これを政府も参画してインフラ整備を進めており、5Gインフラストラクチャーの整備も伴いパケット定額の緩和が期待されます。

②ゲーム環境

5Gになると高解像度で尚且つ低遅延のネットストリーミング環境になるためゲームの世界でも威力が発揮されます。Googleが主導している。「Stadia」のようなゲーム環境の充実が図られるのではないでしょうか。

③自動運転

Copylight:TOYOTA

日本では今現状Level2といったところ、今年夏にはホンダがlevel3の自動運転車を市場の出すと先日発表されていました。

ちなみにこの自動運転レベルですが

レベル内 容
Level 0 ドライバーが全ての運転操作を実行
Level 1 システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作のどちらかを部分的に行う
Level 2システムがアクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作の両方を部分的に行う
Level 3 決められた条件下で、全ての運転操作を自動化。ただし運転自動化システム作動中も、システムからの要請でドライバーはいつでも運転に戻れなければならない。
Level 4 決められた条件下で、全ての運転操作を自動化。
Level 5 条件なく、全ての運転操作を自動化。

5Gの技術は自動運転と密接な関係があり5Gの技術なくして自動運転は成功しないとまで言われています。5Gの超信頼低遅延とエッジコンピューティングのなせる業といったところでしょうか。

自動運転はなにも自家用車に限ったことではない。

自動運転というと一般的な自家用車を創造しがちだが、最初に政府が推し進めているのは、5Gと日本のGNSS「みちびき」を利用した農業改革です。

農業改革は急務であり。生産者の高齢化と人で不足、非効率となりての少ない業種でもあります。こういった業種にテコ入れして生産効率の向上を目指しているのです。

④災害時に強い

2011年関東東北大震災の時を覚えているでしょうか。あのとき携帯電話の無力さに「こんなつかえねえガジェットなんていらね」って思ったのは私だけじゃないはず。

そして改めて公衆電話の必要性を実感した次第です。そして年があけての「あけおめ」メール、最近はどうだかわかりませんが、以前はドコモが自制を呼びかけたことがありましたね。

5Gにおける多数同時接続が可能になれば災害時のおいてもサーバーがハングアップすることもなく、接続制限なんてものも気にせずアクセスできるようになります。

また、当時Twitterが自治体と災害地域を結び、住民のサポートを改善させたニュースが流れました。

こういった災害、緊急時において5Gは威力を発揮します。場合によっては後述する医療とも関連しますが、災害地域のボランティアが医師の指示である程度のけが人の応急処置もできるようになり、助かる命が増えてくる可能性があります。

また文字だけでなく画像や音声を低遅延でやり取りできるため救急隊や医師などに状況を説明しやすくなります。

こういった小さな積み重ねが人の命を守っていける糧(かて)になっていくのだと思います。

⑤医療

現在は医者不足なんて言われており、緊急時に救急車を呼んでも受け付けてくれる病院がなく、たらいまわしにされて死亡なんてニュースも珍しくなくなってきました。

今、医療も土壇場にあります。病院には高齢者が多く、本当に医療を必要とする人がかかれない、そんな時代がもう来ています。

小さい子供をもった親御さんは深夜子供が熱を出してもつれて行ける病院がない。私も経験しました。本当に大変な時代になったものだと思います。

そんな医療に一筋の光明を与えてくれるかもしれない5G、高速大容量接続、低遅延が病院までいかなくても状況を医師が確認でき判断がしやくなる。ひとつの手段として医師の目となり遠方の患者の状況を判断しやすくなるのは間違いないと思います。

5Gだけでは不可能だろうが、 AIと協業することで医療の現状をある程度打破できてくるのではと・・これは期待というより願望ですね。

地方格差と高度医療

ずいぶん叫ばれてきていますが地方の医師不足を都会の医師でサポートしたり、専門医が他の分野の医療をサポートしたりする手法として5Gは更なる利便性を発揮できると考えられます。

⑤実店舗の買い物

一昨年AmazonGOなんて言葉がネットを駆け巡りました。日本ではまだあまりなじみがありませんが、アメリカでは普及段階に入っているようです。

レジ不要の現実

買い物をするとき一番ストレスになるのがレジ清算。下手をすると長蛇の列にイライラしながら並ばなければならない。そんな常識を破ったのがAmazonGO。

入店時にスマホチェックをしたあとは商品をバックに入れようが手でもって店を出ようがそのままで清算が済んでしまう。画期的店舗です。

こういった店舗が既に4Gで実現されていますがさらに5Gになるとスマホレス時代が到来するとも言われています。

入店時に顔認証し品物を手にそのまま店を出る。こんなことがもうすぐそこまできているのです。

⑥IoTと5G

ソフトバンクの孫さんが熱く語っていたIoT、正式名称「Internet of Things」。もののインターネットと解したりします。

あらゆるもオブジェクトがインターネットに繋がる世界

今私たちが生活している環境はスマホは情報消費に、パソコンはエクセルやワードといった仕事用にとその程度しか使っていないのが現状だと思います。

これがあらゆるもの、具体的には冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、エアコン、お風呂。ドアなど、

例えば冷蔵庫がインターネットとつながると

冷蔵庫の環境がスマホで確認できる、今何度で納豆が3個入っていて豆腐が2丁入っている、醤油やソースも入っている。で各々の正味期限や消費期限を教えてくれたりする。

自分で確認しなくても期限切れをチェックしてくれてスマホに教えてくれる。しいては献立に即した一週間の材料で足りないものをスマホが教えてくれたりして仕事帰りに買って帰れるため2度手間がない。

洗濯機は洗い忘れをスマホで警告してくれたりエアコンは仕事から帰ってからスイッチを入れたりせずスマホからリモート操作。お風呂も同様に仕事が不規則でも帰ったらすぐ入れる。

玄関ドアなどは鍵をかけ忘れたか不安になることがあるがこれが遠隔から操作し鍵をかけたり確認できる。

そんなIoT、すべてがネットでつながる便利な社会。

総 評

5G の世界を2回に分けて書いてみました。実はユーザー目線ではなくビジネスも書こうと思ったのですけど尺が・・・

ということでまた機会があったら書きます。

でどうでしたか 5G の世界、実は 5G って単なる4Gのスピードアップ版だと思っていました。

技術的にはそうかもしれませんが人の知恵というのはそれをはるかに怒涛するものがあります。

実は5Gの利用価値はこれから見いだされていきます。まだ始まったばかり、4Gのとき携帯ゲーム会社が躍進したのと同じ5Gでしか成しえないユーザーへのサービスも期待されています。

自動運転はディーラーを圧迫する

自動運転について実は日本の自動車メーカーは危機感を持っています。それは、自動運転が可能になると車の販売台数が激減するからです。

そんなという人もいますが実は本当です。それは今でもそうですが車というのは金食い虫です、自動車本体の値段もさることながら維持費がかかる、もしこれが無くなると家計的にすごく助かると思っている人も多いはず。

自動運転になるとカーシェアリングが台頭してきます。車の稼働率を考えれば自明の理ですね。

現在は1日何時間も働いていない自動車に投資しているわけです。なぜなら必要だから。でもこれが維持費より低料金で車を必要な時に確保できるとしたら。

車を欲しがるのは趣味ユーザーだけになりますね。

まだ先の話かもしれませんが私たちが想像もしない世界が近い将来くるかもしれません。5Gとそれに関連する技術例えばAIを駆使した世界、楽しみですね。